指遊び・暇つぶしにちょうどいいフィジェットアプリの選び方
会議の合間、電車の待ち時間、考えごとをしているとき。なんとなく手が落ち着かなくて、ペンをカチカチしたり、梱包材のプチプチをつぶしたりした経験はありませんか。こうした「手で触って遊ぶ」小さなおもちゃはフィジェットトイと呼ばれ、ハンドスピナーやプッシュポップなどが一時期大流行しました。
最近は同じことをスマホでできるフィジェットアプリも増えています。この記事では、指遊び・暇つぶしにちょうどいいアプリの選び方と、上手な付き合い方をまとめました。
フィジェットトイが心地いいのはなぜ?
「fidget」は英語で「そわそわする、もじもじする」という意味です。フィジェットトイは、そのそわそわを受け止める先として、指先に単純で繰り返せる動きを与えてくれます。
集中力やストレスへの効果がよく話題になりますが、科学的な裏づけはまだ限られていて、人によって感じ方も違います。医療的な効果を期待するものではなく、「なんとなく気持ちいい」「手持ち無沙汰がまぎれる」くらいに考えるのがちょうどいいでしょう。そのうえで、好まれる理由はわかりやすいものです。
- すぐ終わる、すぐ始められる。 ルールも勝ち負けもなく、1秒でも1分でも遊べます。
- 手応えがある。 押す、はじく、回す。触った結果がすぐに返ってきます。
- 考えなくていい。 頭は別のことを考えたまま、指だけを動かせます。
実物のおもちゃとアプリ、それぞれの良さ
実物のフィジェットトイは、素材の手触りや重さがいちばんの魅力です。一方でアプリは、いつも持っているスマホだけで済み、かさばらず、音や振動、見た目の変化を組み合わせられるのが強みです。音を出さずにハプティクス(振動)だけで遊ぶ、という使い方もできます。
フィジェットアプリを選ぶ6つのポイント
1. 広告で中断されない
いちばん大事なのがここです。気分転換のつもりで開いたのに、数十秒ごとに広告が挟まると、かえって疲れてしまいます。無料アプリでも広告なしのものを選ぶと快適さがまるで違います。
2. 手応え(ハプティクス)がある
画面をタップするだけでは、ガラスを触っている感覚しかありません。押した瞬間にしっかり振動が返ってくるアプリだと、本当にボタンを押したような満足感があります。
3. 音が心地いい
電子音のピコピコより、プチプチをつぶす音、キーボードのコトコトした音のような「本物っぽい」音のほうが長く聴いていられます。録音した実際の音を使っているかどうかは大きな違いです。
4. オフラインで、すぐ開ける
暇つぶしが必要なのは、電波の弱い地下鉄や機内だったりします。通信なし・登録なしで、開いてすぐ遊べるものが理想です。
5. ちょっとした発見がある
単純な繰り返しは心地よい反面、すぐに飽きてしまうことも。押し方を変えると違う反応が返ってくるなど、小さな「発見」があると、また開きたくなります。
6. 終わりどきを自分で決められる
ログインボーナスや通知で何度も呼び戻すアプリは、暇つぶしのつもりが時間を奪いがちです。自分が開きたいときだけ開けばいい、シンプルなものを選びましょう。
Keycap Labという選択肢
Keycap Labは、やわらかな3Dキーキャップを押して遊ぶフィジェットアプリです。押すたびに、素材ごとに本物のメカニカルキーボードの録音が鳴り、ハプティクスと小さなエフェクトが返ってきます。
- 押す・なぞる・同時押し。 一つずつタップするだけでなく、指で一列をなぞったり、何個か同時に押したりできます。
- 18種類の素材。 ぷるぷるのJelly、コトコトのWood、シャリッと割れるIce。Emberは押すたびに小さな炎、Frostは霜の結晶、Voltは小さな稲妻がはじけ、Neonは押すたびに色を変えて光ります。
- 38の隠れたリアクション。 連打したり長押ししたりすると、思いがけない反応が起こることも。見つけたものはコレクションに記録されます。
- 無料・広告なし・アカウント不要・オフライン対応。 データは端末内に保存されます。
押すたびに炎が上がるEmberは、こんな感じです。
アプリは日本語に対応しています。押して遊ぶだけなので、説明を読まなくてもすぐに楽しめます。
こんな場面で使われています
- 待ち時間に。 電車やレジの列、電子レンジの数分など、何かを始めるには短すぎる時間に。
- 考えごとのお供に。 返信の文面を考えるとき、アイデアを練るときに、指だけを動かしておく。
- オンライン会議の聞き手のときに。 音を消して、振動だけで。
- 寝る前のひと区切りに。 SNSを眺め続ける代わりに、数分だけ押して閉じる。
どれも「ほんの少し」の時間です。フィジェットアプリは、長く遊ぶゲームというより、すきま時間の手持ち無沙汰をやわらかく埋めてくれる道具だと考えると、ちょうどいい距離感で付き合えます。
上手な付き合い方
- 「区切り」に使う。 作業が一段落したとき、次に移る前の1〜2分に。ダラダラ続けるより、短く切り上げるほうが気分が切り替わります。
- 静かな場所ではミュートで。 音を消してもハプティクスだけで十分遊べます。
- 寝る前は画面の明るさを落として。 長時間の画面はかえって目を冴えさせてしまうので、ほどほどに。
打鍵音そのものが好きな人は、打鍵音ASMRアプリの選び方やキーキャップの素材と音の違いもどうぞ。